コピーライティング理論

ブログのジャンルが決まらない時に考えるべきこと

海辺でレンズを通して海面をのぞき込んでいる画像に「コンセプトとジャンルの決め方」と書かれているアイキャッチ画像
  • 自分のブログで何を販売しようか・・・
  • どんなジャンルなら発信できるだろうか?
  • 一体どのジャンルなら自分にも商品を販売できるだろう?

僕自身もブログを立ち上げる前にさんざん考えたことです。

ブログやセールスライティングを解説する本やセミナーで勉強するとよく

  • コンセプトがないと売れない
  • お客さんを理解して、刺さる言葉を出す必要がある
  • 調査してお客さんを理解する必要がある

ということを言われています。

これらのコンセプトやジャンルを選定するということについてそのやり方をまとめましたので紹介していきます。

この記事を読んでもらいたい人
  • ブログを運営して何かの商品をアフィリエイトしはじめたいと考えている人
  • セールスライティングが必要になってきて、改めてコンセプトや戦略を見直したい人
  • 商材を販売したいけどどうやってコンセプトやターゲットを決めたらいいかわからない人
記事のまとめ
  1. 過去の自分と自分の思いをヒントにお客さん候補を決める
  2. お客さんが困っていることを人間関係やSNS・質問サイトで探る
  3. 悩みを解決する手段をあげて自分のコンセプトを決める

ざっくり言うと、【誰に】【どんなジャンルの】【どんな商品を】販売するかを決めるという方法論になります。

お客さん候補となる人を(ゆるく)決める

シルエットの画像に虫眼鏡を指して5人の人々の顔を見ている画像

最初に決めることは、どんな人をお客さんにしたいかということです。

これは、どのようなジャンルに参入してどんな人の課題を解決してあげたいか?

ということを決める作業になります。

この部分を決める方法について具体的には以下のことが該当するかどうかということで決めていきます。

  1. 自分が実績を出したスキルが役立つ人
  2. 今(昔)自分がこまったこと
  3. 自分が助けとなりたいと強く思う友人(に近い人)
  4. 過去自分が衝撃を受けて携わりたいと考えたこと
  5. 自分が一番か二番に時間を使って考えていること

これらについて順番に解説していきます。

ちなみに、このブログで稼ぎ方やライティングについて解説しているのは、

僕自身がこれらすべてに当てはまっているジャンルが「稼ぎ方」と「(セールス)コピーライティング」だからです。

この部分は確固たる信念があり、販売する商品を決めている人は飛ばしてもらって大丈夫です。

自分が実績を出したスキルが役立つ人

自分が何かの商品を販売するまたは、アフィリエイターとして代理販売するということになります。

その時に必要なのは、自分の実績です。自分が出した実績で何か役立てることがないか。

ということを確認します。

例えば、僕の場合は

(通常3年以上の修業が必要といわれる)セールスコピーライティングで1年の学習かつ最初の仕事で400万円以上の利益を稼がせた実績

となります。

そのスキルが役に立つ人はネットビジネス実践者(ブロガー等)、経営者、個人事業主・・・

という人たちになります。

これではまだ範囲が広すぎるので、実際に実績を出した相手が「恋愛ブロガー」だったことからブロガーに向けて発信することにしました。

このように、自分が出した実績からお客さんがいないかということを探っていきます。

今(昔)自分がこまったこと

人生を生きてきて何も困ったことがないという人はいません。(もしいたらどこぞの聖人かちょっと考え方がおかしいかのどちらかです)

自分が困ったことというのは別に何でも良くて、例えば以下のような内容が考えられます

  • 親に水道代を借りる(お金がなくて困った)
  • 好きな女性とどうにかして付き合いたい(恋愛で困った)
  • 職場の労働時間が長く、給料が少ない(お金と仕事で困った)
  • 成果を出しているのに、人から認められない(コミュニケーションや人間関係で困った)
  • 災害で家がなくなってしまった(暮らしで困った)
  • 出世要件に英語が追加された(仕事で困った)

等様々なものがあると思います。

僕の場合はまともな会社にいるのに、大して浪費していないのに貧乏になっていった。
(週1回デート、音楽のライブに行く、読書する、中古でローン組んで車を買う”等一昔前の普通”の暮らしをするだけで貧乏になることに腹が立った。)

急に友人が独立するといって勢いでライティングをやるといって何から学べばいいかわからず困った。

仕事を通してひとから認められたかったのに処罰に近い扱いを受けた。

といった悩みを解決する(した)手段としてセールスライティングを選んできました。

自分が助けとなりたいと強く思う人(に近い人)

これは多くの場合は【過去の自分】になると思います。

今の自分は何かに悩んできて、それで少なからず解決している(しだしている)という状況になります。

そうしたつらい時の自分とよく似ている人がいたら助けたいという思いも強くなると思います。

僕の場合も、過去にタダとはいえ仕事を請け負ってしまった自分に対して、

  • 「コピーライティングとは説明のことだ」
  • 「お客さんの欲求を刺激する文章はこうやって五感に訴えかければいいよ」
  • 「ブレットの作り方は商品を流し見しながらまとめて、疑問系にすると簡単だよ」

ということを教えるつもりでブログを書いています。

もちろん、過去の自分以外でも問題ありません。

このブログで書評についても書いていこうとしていますが、その時の考え方は

「お客さんの○○さんにこの本を勧めるとしたらどういう書き方になるだろう?」

という書き方で書いていきます。

(書評というのは立派なセールスライティングの一つです。)

こういうふうに、自分の助けとなりたい人を具体的にイメージして書いていくのは重要なことです。

過去自分が衝撃を受けて携わりたいと考えたこと

これは僕が学んだ起業スクールで話されていたことなのですが、

「人は衝撃を受けたことに深くかかわるようになる」

ということが一般論として言えます。

実際僕のお客さんにもこのことが言える人がいます。

ファッションでかっこよくなった自分が衝撃的で気が付いたら24時間ファッションを考えるようになっていたという人がいます。

また僕自身もずっと認められないことに悩んでいたところから【セールスライティング】や【ネットビジネスで稼がせること】なら人から認められるという衝撃を受けています。

このようにして、衝撃を受けたことは【やりがいあるライフワーク】となりやすいのです。

これの何がいいかというと、実際に文章を書いていくと本音で力を入れずに書けるようになっていきます。

なので、ぜひとも自分が衝撃を受けた経験は何か?というところも考えてみてください。

自分が一番か二番に時間を使って考えていること

自分が一番か二番に時間を使って考えていることは確実にあなたが知識のあることです。

また、自然と考えている時点であきらかにモチベーションが高いジャンルになります。(衝撃を受けた経験と近い部分のことが多いです)

僕自身はセールスライティングに出会って以降は苦も無く読書できるようになったジャンルがライティングや文章執筆術に関する本になりました。

「考える技術・書く技術」という難解でロジカルな書籍でも読んでいて楽しいと思うほどです。

まだまだ実践しきれていないとかのツッコミはご勘弁を^^;

さらに言えば、他のジャンルの読書をするときも自然と文章の形や語り口などに目が行くようになりました。

このように自然と考えることができている内容というのはいざビジネスとしてやると決意した時にもモチベーションが高く、お客さんのために努力しやすいです。

お客さん候補となる人は何に困っているのか?を探る

女性が右手の人差し指を顎に添えて首をかしげて、その右上に大きく「?」のマークがある画像

先ほどまででお客さんの候補が漠然とイメージできるところまで来たと思います。

次に、お客さんはどういう人か?どこにいるのか?ということを考えていきます。

ブログにせよ、情報商材にせよシステムにせよ、ビジネスとしてやる以上はお客様ありきが原則です。

このことは、神田昌典さん(日本一のマーケター)等有名なマーケターやコピーライターは同じことを言っていることからも疑いようのない事実だと思います。

とはいえ、この部分というのは意外と忘れやすい部分でもあるのが事実です。(僕もお客さんと会話しているうちに、つい感情移入して商品ありきに考えてしまうことがあります^^;)

なので、ブロガー(もしくはセールスライター)であるならば、まずは次の手順でお客さんの困っていることを探るようにしてください。

  1. 昔(今)の自分の悩みを具体的に書き出していく
  2. 困っていそうな人が集まる場所に出向いて仲良くなる
  3. SNSを活用する
  4. 質問サイトで検索する

これらを理想的には全部、最低でも1つを深くやることでライティングの材料がそろうとともにコンセプトが決めやすくなっていきます。
順番に解説していきます。

①昔(今)の自分の悩みを具体的に書き出していく

悩みがあればそれがビジネスになります。

昔悩んでいた(もしくは今も)悩んでいることがあれば、それを可能な限り書き出していくことでそれを解決する商品がはっきりとします。

理想的には100個とか書き出せればいいです。

なぜなら、100個の悩みについて個別に記事で回答するブログが作れればそれだけで濃いファンを作ることができます。

参考までに僕が副業や個人ビジネスを開始するまでの悩みを列挙していきます。

  • サラリーマンの月収ではちょっとの贅沢で毎月赤字になってしまう
  • 彼女ほしいけど恋愛活動するお金がそもそもない
  • 給料上がっても翌年にはそれを上回る金額が社会保険と税金で奪われる
  • 副業で稼ぎたいけど何をやったらいいのかわからない
  • 自分にどんなビジネスができるのかよくわからない

等。上げだすと本当に100個以上出てきてしまうのでこれくらいにしますね^^;

これらの悩みって基本的に副業や起業スクールで学べる事そのものだったりしますよね。

だから見事に僕は起業スクールに入学して学んだわけです。

こうして、お客さんの悩みを書き出すことで自然と販売しやすい商品につながっていくことになります。

②困っていそうな人が集まる場所に出向いて仲良くなる

これもお客さんになってくれそうな人を探る方法そのものです。

ネット上で情報発信したり、コピーライティングを通じて商品を販売したりするといっても相手は生身の人間です。

ということは、お客さんと直接話す方が何に対して困っているかどうかよくわかります。

言葉だけではピンとこないかもしれませんので、僕がこれまで取ってきた行動を具体的に解説していきます。

  • 転職を検討するために、異業種交流会に出る
    (他社の生の情報を知りたかった)
  • 転職やビジネスの交流会に出る
  • 副業やビジネスに関連するセミナーに出席する
  • 自己啓発セミナー(低額)

このことから見ると、転職の検討をしている人に起業・副業の情報を見せてみると食いつく可能性があることがわかります。

また、そもそも転職の検討をするということはお金について困っている可能性が高いことも想像できますね。

ちなみに、自己啓発系のセミナーは高額なもの(10万円以上)は調査目的で参加するのはコスパが悪すぎるのでお勧めはしません。

自分自身も深く悩んでいることがあるとか、そのセミナーに魅力を感じているなら参加してもいいとは思いますが、いかに高額であってもセミナー1回きりで人生を変えるのは難しいです。
(自己啓発は毎日続けないと効果が出ない、ビジネス系の知識は別で身に着けないといけないです。)

③SNSを活用する

SNSでは、悩んでいる人や行動し始めの人が多数います。

そのため、以下の手段でお客さんの悩みを探ることができます。

  1. 悩みキーワードで検索する
  2. 行動中または行動しようとしている人と交流する

これらについて少し解説していきます。

(1)悩みキーワードで検索する

人と会っている時等に拾った悩みのキーワードを検索すると投稿内容が拾えることがあります。

またハッシュタグなどで自分が価値提供したいお客さんのツイートを検索することができます。

ブロガーの方ならTwitterでブログ関連のタグをつけてツイートしている人が多いと思います。

それを自分がターゲットにしているお客さんの属性でやることで悩みツイートを探ることができます。

(2)行動中または行動しようとしている人と交流する

先ほどと違ってある程度やり取りをしていく分、ビジネス色を出してしまうとNGです。

あくまでも友達を作ろうという感覚で交流して、仲良くなることから始めるべきです。

仲良くなっているうちに実際に会う機会ができたり、相談しあったりして自然と悩みがわかってくるようになります。

④質問サイトで検索する

個人的には一番おすすめの方法です。

質問サイトで検索している人は悩みの真剣度が高いといえます。

なぜなら、具体的に悩みに対して回答を求めていて質問するという行動をしている人だからです。

具体的なサイトですが以下のサイトがあります。

  • Yahoo知恵袋
  • 教えてgoo
  • 人力検索はてな

この中でも特におすすめなのが人力検索はてなです。

人力検索はてなの場合は少額とはいえお金をかけて質問していますので、他の二つと比べて悩みの深刻さや必死さが違います。

例えば、

https://q.hatena.ne.jp/1529378472#a1267950

こういう質問は悩みが具体的でわかりやすいですよね。

人力検索はてながおすすめなのはこういう理由からです。

余談ですが、人力検索はてなは質問力を高めて投稿すると非常においしい思いをします。
僕もクライアントさんへ無料の予約システムを活用してサービスを販売する仕組みを考える必要があったのですが、どうしても調べていいツールが出てこず(無料という条件ですから余計にですよね)それで人力検索はてなで質問を出してみました。
その結果1週間ほどでReservaという無料で活用できて、クレジット決済までできるツールを知ることができました。
その時に使った費用は1000円です。
他にも簡単なプログラムコードを書いてもらっている人もいます。

つかんだお客さんの悩みからコンセプトと商品ジャンルを決める

草原の中に生えている大樹を「CONSEPT」と切り抜かれた紙を添えてみている写真

お客さんの悩みがつかめてきたら後は作業をしていくだけになります。

具体的には以下の作業となります。

  1. お客さんの取りうる解決策を書き出す
  2. 出てきた解決策から業界を分類する
  3. 自分が最も無理なく販売できる商品を探る
    (自分の商品コンセプトを考える、アフィリの特典を考える)。

ブログを書く、書いている段階であればこれらの作業は特にせずにとりあえずかけそうなことから書いていくということでも大丈夫です。

しかし、セールスライティングをやる時には改めてこれらの作業をする必要があります。

ブログ上での販売であれ、メルマガに登録してもらってから販売する場合であれ、必要な作業です。

これらの作業について順番に解説していきます。

①お客さんの取りうる解決策を書き出す

お客さんの取りうる解決策を業界、業種問わずに上げていきます。

そうすることで、自分がこれから販売するべき商品が見えやすくなります。

具体的には以下のようにしてあげていきます。

例:お金に困っている20代の男性

  • 転職サイトへの登録
  • 異業種交流会などで人脈作り
  • 物販、せどり
  • アフィリエイト
  • ブログ運営
  • クラウドソーシングサイトへ登録
  • プログラミング学習
  • FX
  • パチスロ
  • 競馬
  • 仮想通貨
  • マンション投資
  • MBA
  • コンサルティング受講

②出てきた解決策から業界を分類する

お客さんの取りうる手段の中に似たような業界のものがいくつかあるはずです。

その業界ごとに分類することで自分が販売する商品の立ち位置を理解することができます。

立ち位置を理解することで、自分が参入するジャンルのメリットデメリットや他の業界のメリットデメリットを考えられるようになります。

例:お金に困っている20代の男性

  • 投資系:株、FX、仮想通貨、マンション
  • 副業系:物販・せどり、クラウドソーシング、アフィリエイト
  • 転職:プログラミング学習、転職サイト、異業種交流会
  • ギャンブル:パチスロ、競馬
  • 起業:MBA、コンサルティング受講

※厳密には複数に属しているモノもありますが一旦わかりやすくきっちりと分けています。

③自分が最も無理なく販売できる商品をジャンルを決める
(自分の商品コンセプトを考える、アフィリの特典を考える)。

先ほどまでの作業によってお客さん候補について理解することができたと思います。

このタイミングで、参入するジャンル、つまり自分のスタンスやコンセプトを決めていきます。

ブログの場合は商品を売るときのスタンスやメルマガへ誘導するまでの流れに反映することになります。

現在運営しているブログのジャンルがあまりにも違う時は別ブログを立ち上げることも含めて検討する必要があります。(徐々にジャンルを切り分けるなどは必要です。)

立ち位置とコンセプトを決める方法として以下を順番に書き出してつなげていけば自然とコンセプトになります。

  • 自分のどの強みや実績を
  • どのような人たちに対して
  • どれほどの状況や効果を
  • どんな商品やサービスを
  • どういう思いで

提供することによって価値提供するか?

ということになります。

お金を稼ぎたい20代の男性にたいしてアフィリエイトの商材や塾を販売する場合を例に上げると

  • アフィリエイトで月100万円を安定して稼ぐ自分が
  • 一生懸命働いているのに昇給もせず、未来に対して閉塞感を感じている20代の男性に対し
  • 安定的に20万円以上副業で稼げ、脱サラできる状態を
  • アフィリエイトの情報商材と自分から買ってくれた特典として付けるコンサルティングサービスを
  • 昔の自分のように会社で認められず、金銭的にも苦しんでいる人を一人でも救いたいという思いで

提供する。

という感じになります。

これは、僕がアフィリエイトで月100万円稼いでいたとしたらやるであろうコンセプトになりますね。

このようにコンセプトを決めることができると自然と販売する商品ジャンルも決まってきます。

ちなみに、僕がお客さんと一緒に商品販売をするときも一度このステップを経由しています。

理由は、これらを検討することによってお客さんの商品の【新しい強み】と【補わなくてはならない弱み】が見えるからです。

また、そもそもお客さんが少ないことがわかったりすると枠組みを広げる等の大胆な転換のきっかけになります。

まとめ

参入ジャンルの決定ということでコンセプト設計や確認の話も含めての解説になりました。

販売(アフィリエイト)する商品についてなんとなくで決めてしまっている人も多いかもしれませんがここを決めてどんなジャンルに参入していくべきかということを決めれると思います。

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