こんにちは!
ライターの荒井です。
成功法則や自己啓発の本をたくさん読んでいるんですけど、行動につながらず、気分も落ち込んでいてつらくなってきました。ブログも書けなくなっています。何かがおかしいと考えているのですが、だからといってどうしたらいいかわかりません。
という疑問に答えていこうと思います。
もろにちょっと前の僕やん・・・
こんなツイートをしました。
これについて深堀となる解説していこうと思います。
- 成功法則を信じてどうなったか?実体験を語ります。
- 実験など科学で効果が認められた方法を紹介します。
- スピリチュアル系とエセ量子論には一切ふれません
ツイートした通り、僕は間違った成功法則を信じてしまいました。その結果、退路を断つために独立したのにもかかわらず行動量が落ちてしまいました。
いまだにちょっと前の、成功法則を信じていた時の感覚が恐ろしく感じますので、同じ失敗をする人を一人でも減らすためにこの記事を書いています。
1.要注意!成功法則には逆効果のノウハウがある

- 実現した場面を想像するという引き寄せ系ノウハウ
- ポジティブになれと強要するエセポジティブ
- 高い目標を持てという、ブラック企業理論
これらが嘘の成功法則です。嘘なだけならまだしも、逆効果であることがわかっている恐ろしいノウハウです。
これらについて順番に解説していきます。
①想像するだけで実現するなら誰も苦労しない
めちゃくちゃ当たり前のことですが、想像するだけで何かを成し遂げるなんてことは無理です。
そんなことを言っていたら妄想好き非モテ男はなぜモテている場面やかわいいあの子と付き合っている場面を想像しているのにモテないんでしょうか?
実現している場面を想像するなんてことはたいていの人はしています。
そんなものはただの妄想でしかないですし、妄想するだけで実現するんならこの世に不幸な人は一人も生まれません。
実際にこれは研究結果で実現している場面を想像することは逆効果だと立証されています。(参考:成功するにはポジティブ思考を捨てなさいーガブリエル・エッティンゲン著)
僕自身も達成していることを想像したら、そのまま作業せずに本を読み始めたり、変に運動し始めたり関係ないことをやってしまっていました。
今にしてみると、なんでやねん。としか言えない行動です。
②ポジティブになれという命令では成功はしない
- ネガティブな言葉を捨てろ
- 肯定的な言葉だけをつかえ
これには違和感しかありません。
例えば、ブロガー界の成功者なんて「つらい」とか「きつい」とかTwitterだろうがYoutubeだろうが平気で言っています。でも、成功していますよね?
否定的な言葉を一切言わないということは、単純に悪い事実から目を背けているだけということです。彼らは否定的な言葉を言いつつ、逃げずに取り組んでいます。
実際、ポジティブになろうとして僕自身に起きたこととしては現実逃避して本を読んだりネットの情報を見まくったりということでした。
さらに悪い事には、記事を書けていないという事実から目を背けるために稼げる方法論を思いつかないか?と考えてしまいました。
あんなに大量に勉強したのにさらにインプットしてました。
③高い目標は現状とギャップがありすぎて鬱になる
高い目標を立てれば、その目標に向かって自分の意識が向く。そして、自然と達成するための方法を探している状態になる。
どの成功法則本も大体上記のようなことを言っていました。しかし、あまりにもオカルトです。
こんなもんは、ブラック企業の理論と一緒ですよ。ホンマに。
例えば、「1年でブログ月収100万円」という目標を立てたとして、それを達成するためには毎日2記事近く書いて、600~700記事を積み増していないといけません。
1日2記事って専業でも無理やろって思います。
で、僕はその高すぎる目標と現実とのギャップ(1記事書くのに8時間以上かかっている、でも1日2記事書かなきゃ)ということに鬱になりました。
アファメーションとかもやっていたので気持ちが恐ろしいくらい乱降下していましたね。
どう見ても躁鬱患者です。本当にありがとうございました。
2.本当に効果のある成功法則は存在するか?

- 万人に当てはまる成功法則などない
- 目標を達成する効果が認められている方法はある
こんなの言われなくても当たり前ですが、沼にはまると気づけなくなってしまうんですよね・・・
①万人に共通する成功法則などない
ぶっちゃけ主観ですが、引き寄せの成功事例って経営者だったり元々行動力がある人だったりがほとんどで、後は胡散臭いものばかりだと思います。
つまり、現在の僕みたいな凡人では同じ方法はうまくいかなくて当然では?
人間の性格って外向・内向、悲観的・楽観的、好き嫌い、男性女性、発達障害や脳障害・・・ととにかくいろんなパターンがあります。
ということは、成功法則って当てはまらない可能性のほうが高いんじゃないの?
こんな風に疑問をもつことが一番大事だと思います。現に僕が復活できたのもこの考え方からです。
なので、この前提の考え方をもって(つまり、科学や実験で立証されているからと言ってうのみにせずに)次にご紹介する内容を試してみることをおススメします。
②目標を達成するために効果が認められた方法はある
共に、「残酷すぎる成功法則」という本で紹介されている方法です。何かに成功したいという人は一度は読んでおくことをおススメします。
(1)WOOP法
- Wish:少しの努力で達成できる目標を立てる
- Outcome:得られる状態を想像する
- Obstacle:目標を達成できない要因・状態を想像する
- Plan:想像した障害要因に対処する計画を考える
先ほど紹介した書籍の著者である「ガブリエル・エッティンゲン博士」が研究の末立案し、効果を出した方法です。
例えば、次のように考えます。
- W:ブログで初収益
- O:稼ぎの実感が出て画面でガッツポーズしている
- O:アドセンスの審査に通らず、投げ出したりふて寝する
- P:Googleからのメールを見て対処する
これは現時点で僕が試してみている方法です。
一つずつ障害要因を分析することで、無事にモチベーションを回復して、こうして記事を書けるようになりました。
(但し、これが自分に最良の方法とは考えていません。)
(2)ゲーミフィケーション
簡単に言うと、仕事や目標達成に必要な作業をテレビゲームのように考えるという方法です。具体的には以下の通り。
- Winnable:勝てる(達成可能)なことに取り組む
- Novel:次々と新しい課題を設定する
- Goal:ゴール地点を明確にする
- Feedback:小さな成果を明確に意識する
これをいつも考えているわけではないのですが、この考え方を取り入れたことで他のことに目が行く回数は減りました。
ブログでやる場合は以下の通りです。
- Winnable:今日は1記事を書くぞ!
- Novel:さあ、まずは構成を考えるぞ!
- Goal:1時間以内に目次を完成させるぞ!
- Feedback:よし、目次ができたor1時間過ぎた、ドンマイ!
目の前の小さな成果と小さな目標に目を向けられるので、読書に逃げたり、動画に逃げたりすることが減りやすかったです。
特に、元ゲーム廃人の僕にとっては相性のいい考え方でした。
3.成功法則のウソに騙されないために

- 成功法則を語っている本=ビジネス勧誘用の本
- 成功者からはビジネスの考え方と方法論のみを学ぶ
②成功法則を語っている本=ビジネス勧誘用の本と理解する
成功法則の本を書いている=成功法則を販売している
ということになります。つまり、本以外の媒体へ誘導する部分があればその時点で書いてある内容がポジショントーク(ビジネス的な意図がある)と考えるべきです。
成功法則系の本は巻末などにLINEやメールアドレスの登録を促す宣伝があります。彼らの本命はそこに登録する人に対して営業をかけることです。
つまり、そこに書いていることは読者に価値提供をしようとしている部分と、「こう書いておけば商品が売れるだろう」という意図している部分が混ざっているのです。
これはバイブル商法と言って、昔から使われている稼ぎ方です。
よほど他に収入源がある人とか、科学者ではない限りほとんどやっていることだと思ったほうがいいです。(僕が持っていた成功法則系の本は全部そうでした。)
③成功者からはビジネスの考え方と方法論のみを学ぶ
成功者は心理学やメンタルのプロではありませんので、成功者から成功法則を学ぶということを考えるのは止めておくことを強くお勧めします。
成功者はあくまでもビジネスのプロというだけです。ビジネスのプロなんだからその人から学ぶべきことはビジネスだけであるべきです。
つまり、自分には自分なりの成功法則なりマインドを高める方法を手探りで探すしかありません。
僕はこの部分を勘違いしていました。ビジネスのプロから成功法則を聞けるという考えがそもそも浅はかでした。そもそも、成功法則があると信じ込んでしまうこと自体が甘すぎです。
終わりに
はっきり言ってこの記事は「自分がどうしても書きたかった記事です」。
というのも、成功法則や引き寄せにはまってしまったちょっとまえの自分の感覚がいまだに恐ろしくて忘れられません。
今振り返っても
- こんなにも頭悪くなってたのかよ・・・
- どんなけ傲慢になっとるんや・・・
- 良くこれで完全に見放さないでいてくれたなあの人・・・
- さらにドはまりして高額セミナーとかいってたら破産してたな・・・
という後悔と、一歩間違っていたら破滅していた恐怖が残っています。
そのためにこうして記事として書いて吐き出しておきたかったのです。