セールスレターの価格の説明が難しい。どうやって書けばいいのニャ?
そもそもどうやって価格を決めているのニャ?、売れるやすい商品価格ってあるのニャ?
実際に価格を決めるときってどうやっているのニャ?
という疑問について、以下の通り応えていきたいと思います。
- セールスレターの商品価格をどのように説明するのか?
- 売れる商品価格はベネフィットとサポートレベルで決める
- どの場面で商品の価格を決めているのか?
という内容でこたえていきたいと思います。
セールスレターの価格説明は、ヘッドコピーや追伸の次に重要な要素です。
この部分で完成度が低いと成約率が半分になることもざらです(なりました)。
そのため、必ずマスターしてくださいね。
記事の信頼性
この記事を書いている時点で月に300万円を稼ぐセールスレターを執筆済みです。取り扱った商品の価格は2万円~50万円まであります。
1.セールスレターの商品価格はどのように説明するのか?

以下の通りです。
- 商品内容・特典の説明の後に書く
- 100倍の価値と比較
- 10倍の価値と比較提案
- 倍の価格を提案
- 最後の値引きで正式価格提示(限定性)
簡単に言うと、商品内容を説明した後に100倍の価値から説明して段階的に販売価格まで下げていくということです。
順番に解説していきます。
商品内容・特典の説明の後に書く

こちらは順序の話です。
セールスレターではいきなり価格を言うことはありません。
レターを書くような高額商品でいきなり価格をかくと高いという印象になるからです。
価格を説明する前に必ず商品の魅力を訴求している必要があります。
ん?たいていの人はセールスレターを見た時に、ヘッドコピー→追伸→価格という順番になると聞いたけど?
確かにそうやな。ただ、追伸を見せることで商品の内容にも興味を持ってくれているから、結局価格の上側も見てくれるようになるで。
せやから、価格の説明パートの上には商品の紹介があるべきなんや。
真剣な人は上から順番に見てくれているのでより魅力的に伝わります。
100倍の価値と比較
具体的には以下のパターンを活用して書いていきます。
- 生涯年収
- 10年分のベネフィット
高いところの金額と比較し始めることで、自然と商品の価値が高いものだと認識しやすいという心理を利用しているからです。
現に、100万円で医学部受験対策サービスを販売している人が何人かいます。
これが売れる理由は、医者になれば生涯年収が1億円以上は普通の人より稼げるからです。
他にも、女性向けの婚活サービスで100万円というものもあります。
これが売れる理由も、エリートの男性と結婚すると生涯年収の半分(1億円)を合法的にもらうことができるからです。
このようにして、100万円の商品であっても生涯年収等で高い価値と比較することで商品を魅力的に見せることができます。
10倍の価値と比較提案
100倍の価値を提案した後にその10分の一の価格から提案しだします。
100倍のポテンシャルを持っていることを説明した後なら10分の1の価格でもある程度(一瞬くらい)は納得してもらえるからです。
例えば、医学部合格率90%の受験対策サービスが1000万円と言われても、「高い」とは思っても「不当」とまでは思わないはずです。
こうして高いところにかけた価格のフックを下げていく途中として10倍の価格を提示します。
倍の価格を提案
正式価格の倍額をまで価格を下げて提案します。この価格の提示の仕方は以下の通り
- 10倍の価格から段階的に下げていく
- 同列の競合を挙げて価値を比較する
先ほど一旦とはいえ、10倍の価格を提示したので、それよりも10分の1の価格をいきなり提示するのは不自然だからです。
つまり、論理的に納得感のある流れを作り出す必要があり、上記の2点を使います。
最後の値引きで正式価格提案(限定性)
具体的には以下のようなパターンを活用します。
- 実績が少ない
- 信念に従い値下げ
- 期間限定の値下げ(限定性)
- 人数限定の値下げ(限定性)
つまり、ある程度納得感ある理由ならこの段階では何でもいいです。
最後の値下げをすることで、圧倒的にお得な印象を与えると同時に、冷静にレターを読んでもらっても高すぎる価格の提案ではないと納得してもらうためです。
しっかし、ずいぶんと何回も値下げしていくんやニャ・・・
なんかわざとらしくニャい?
茶番感あるのはわかっとるで?
ただ、売れているレターを見るとこのくらい価格の説得についてはかなり丁寧にやっているんやわ。
通販番組なんかもそうやけれども、2回3回と値下げ繰り返してどんどんお得感を出しているやろ?
というか、ダメ押しでさらに特典を追加したりとかもやっとるな。
あれを文章でやることで売れるレターになるってことや。
以上を踏まえた具体的な文章例
[商品内容のまとめを受けて]
実際のレターを改変して掲載
先ほどから説明しました最低でも月10万円の現金を生む「ビジネス資産」があれば、どのようなことが実現できるでしょうか?
✅毎日会社に行かなくてもよくなる。
✅自分の好きなことを自由にできるようになる
✅時間、場所の自由が得られる
✅「好きなことを仕事に」のキャッチフレーズ通りになれる
[その他ベネフィットをブレットで羅列する]
これらの夢を実現することも不可能ではありません。
時間的な自由や金銭的なゆとりを持った結果、さらに時間とお金を投資して、結果として毎月50万円の現金を生むようになったらどうでしょうか?
セミリタイアや脱サラといったことも可能となります。
その場合は、年間で600万円の現金を自動で手にすることができ、
仮に10年間毎月50万円が入ってくるとしたら、
その総額6000万円となります。
もちろん、諸経費や浮き沈みなどもあると考えると大体5000万円くらいになるのでしょうか。
とはいえ、人によっては10年もあれば1億円を手にしているというのも充分有り得る話でもあります。
「[業界]で稼ぎ続けるなんて不可能だ」
そう思う方もいらっしゃるかもしれません。
稼げるのは今のうちだけで、
市場の変化、経済状況の変化といった時代の変化で稼げなくなる。
という懸念もわかります。
しかし、私自身は最高で月○○〇万円、現在も安定して月○○万円以上を稼いできます。
仮に時代の変化とともに稼げなくなってしまったといっても得られるスキルや実績、人脈で正直どうとでもできます。
また、この市場自体は少なくとも10年以上は続きます。
その根拠としては[根拠となる統計データを提示]
これから始める全くの初心者であったとしても、
今回のコンサルティング中に、年間100万円副業で稼ぎ、その後の努力で年間200万円、300万円と努力し続けることで稼ぎを拡大することが可能です。
そうした意味で、生涯稼いでいくという意味では、副業で最低10万円と言いつつも、5000万円の価値は提供できると考えております。
しかし、5000万円という金額で提供した場合、参加できる方はあまりにも限られてしまいますし、それほどの大金をいただこうというつもりはありません。
では、私のコンサルティングによるフルサポートはいったいいくらにすべきなのか?
文字通り私が個別に指導するという形式ではありますので、あまりに安すぎると私のモチベーションや使える限界の労力から価値提供が難しくなってしまいます。
実際にこのコンサルティングを過去に「10万円」という低価格で提供していた際には、あまりに生徒が殺到してしまい私が提供できる労力の限界を超えてしまい、急遽募集を止めざるを得ませんでした。
つまり、最低でも当時の価格である10万円では提供できないということが理解いただけるかと思います。
今回提案するコンサルティングのお値段として、将来あなたに生み出していただく1年分の利益。つまり『500万円』とさせていただくことにしようとも考えました。
実際にこの価格で提案しても元を取れる人は十分存在します。
さらにこれだけ限定した状態で募集していても、私の労力的にはギリギリ対応できる程度の数の生徒が入ってくることはあり得る状態です。
しかし、この定価は以前のコンサルティング募集時と比べて、私に少しばかり余裕が出てきたことやまだ正式に始めたばかりということもありますし、何よりそれだけのコンサルティング・フィーを稼いでいるコンサルタントというのは数え切れないほどの実績を持っているものです。
しかしながら、あまりに安売りしたくないということも事実です。
そこで、以前私が受講していたコンサルティングの価格である『100万円』という価格。これを一つの基準として、最終的には「100万円」でも喜んで参加いただけることを目標としたいと思います。
この価格は私がかつてコンサルティングを受けて実際に月に○○〇万円の収益を得られるようになったことその恩を還元するためにも実現したいと考えました。
100万円という金額は私が受講した当時のことを思うと、ギリギリの金額であり、覚悟を決めてお支払していた時のことを今でも思い出します。
あの時の決意、振り込んだ銀行、大事にとっておいた明細表等今でも思い出せる光景です。
100万円というのは一般的な個人向けのコンサルティングで払える人がギリギリ払える上限だったということだと考えています。
これから2人3脚で私と歩んでいく覚悟を問うためにも100万円という価格は十分納得いただける価格かと考えています。
この金額であれば、私の提供価値や今回ご提案する内容から価格として提示するにあたってズレはない
・・・と考えていました。
しかし・・・
[ビジョン・崇高な目的・信念などを語る]
今回ご提案するフルサポートのコンサルティングは、今後私が作る「コミュニティ」としてさらに発展させていきたい。そのコミュニティは私が生涯をかけて作る、最初で最後のものになります。
文字通り人生をかけて取り組みますし、生半可な気持ちではありません。
コミュニティーにすることで、会員さんには交流や協業などを通じてもっと大成功する人も出てくるはずです。
このコミュニティーの内容は
✅[コミュニティーの特典]
✅[コミュニティーの特典]
[いくつかコミュニティーの特典を挙げる]
コミュニティーの存続期間は、「私が死ぬまで」ということで、永久とまでは保証できませんが、私が活動し続けている限りは何らかの形で役立つ情報などを提供し続けたいと考えております。
このコミュニティーとして機能させていくという計画もあるので、人数がいたほうが相乗効果で学びも価値も大きくなっていくと思います。
そこで、
●コミュニティー立ち上げのために一度限界まで指導をすること
●将来、コミュニティに人が集まれば、成功事例も集まり、クローズドで秘匿性の高い情報をシェアする場として、よりモチベーション高く情報を共有するであろうこと
●コミュニティでの成功事例をフルサポートのマンツーマン指導にもフィードバックしていくことで、
私自身の実力をさらに高め、将来コミュニティーのみの参加であってもフルサポート指導の参加でも高い成功率を持っていただくことが可能になるという考えがあります。
そのため、今回、更に参加価格を下げていくことを決意しました。
[商品内容の簡単なまとめ]
======以上、100万円相当と自負する価値提供です。
追加で、
コミュニティ参加権・・・
======コミュニティの立上げ・盛り上げのために更に価格を下げる努力をします
これらの内容を踏まえて・・・
価格発表とさせていただきます
100万円を更に25万円安くして『75万円』を価格とします。
但し、1週間以内に決断していただける方に限り、
最終特別価格:『50万円』
※更に、カード枠や消費税を考慮し、一括払いなどは最大15%オフで参加できるようにします。
で参加できるようにします。
フルコンサルティングサポートは同時に指導できるのは最大で20名が限界です。
そのため、今回の募集から十数名申し込まれた段階で、指導の品質を維持するために、予告なく値上げさせていただく可能性があります。
2.売れる商品価格はベネフィットとサポートレベルで決める

以下を目安として考えると決めやすくなります。
- 1000万円相当のベネフィット:300万円
- 100万円相当のベネフィット:30万円
- 10万円相当のベネフィット:3万円
- コンテンツのみ:ベネフィット別最大価格/20以下
- メール・添削指導等:ベネフィット別最大価格/10以下
- コンサル・直接指導:ベネフィット別最大価格と同じ
あくまでも目安です。売れる本数を減らして徹底サポートしたい等、意図的に価格を吊り上げることもあります。
少し解説していきます。
①ベネフィット別最大価格について
基本的な考え方は以下の通り、
- 得られる最大のベネフィット÷10=○○万円相当のベネフィット
- ○○万円相当のベネフィット×10~30%=商品価格
得られる最大のベネフィットから比較して10分の1ならその金額を投資してもいいと考えてもらえます。
さらに手段の一つであるサービスや商品は最大でも投資額の30%くらいに落ち着くということです。
例えば、士業の資格取得講座を考えると、以下の通り。
- 資格を取る=年収数十~100万円UP
- 年収数十~100万円UP=生涯収入+1000万円以上
- 生涯収入+1000万円以上=100万円相当のベネフィット
- 100万円相当のベネフィット⇒10~30万円の資格予備校
難関になればなるほど生涯収入は倍増するので、比例して講座の価格も高くなっている傾向があります。
○○万円相当のベネフィットについては以下の通り具体例をまとめましたので参考として使ってください。
1000万円相当のベネフィット(実績)例
- 単発1000万円稼げる
- 毎月100万円稼げる
- 医学部に合格できる
- エリート男性と結婚できる
- 芸能人になれる
100万円相当のベネフィット(実績)例
- 単発100万円稼げる
- 毎月10万円稼げる
- 難関資格に合格できる
- 1流大学に合格できる
- 女性からモテる
10万円相当のベネフィット
- 単発10万円稼げる
- 毎月1万円稼げる
- 各種習い事(楽器や水泳など)
②サポートレベル別価格について
- コンテンツのみ:ベネフィット別最大価格÷20
- メール・添削指導等:ベネフィット別最大価格÷10以下
- コンサル・個別指導:ベネフィット別最大価格と同じ
- 1000万円相当のベネフィット:300万円
- 100万円相当のベネフィット:30万円
- 10万円相当のベネフィット:3万円
イメージ的にはかかる労力によって価格を値引いていきます。
そのため、コンサルや個別指導などのフルサポートは最大価格で大丈夫です。
逆に、コンテンツ買い切りなどの場合は、直接想像できる提供労力がない分、価値を説得することが難しいのです。
これ、計算するとコンテンツのみの情報商材は100万円相当の実績無いとアカンってことニャん?(最大価格30万円÷20で1.5万円)
そやで。ベネフィットと価格が釣り合っていないんやからいくらセールスライティングを駆使しても売れへんで。
実際に20万円で売れてた情報商材は1億円以上稼いでいた実績を使っていたで。
3.どの場面で商品の価格を決めているのか?

正直に言ってしまうと以下の通りです。
- 案件など決まっている場合は従う
- 提案できるならレターを書きながら決める
①についてはある種当然ではありますね。
②については、以下の理由からです。
- レターを書くと詳細が決まる
- 説得文章を考える作業=適正価格の模索
レターを書くと詳細が決まる
セールスレターを書いていると、より商品を魅力的に見せる特典やサービスはないかということを考えるようになります。
これによって、当初の企画と大きく変わることもよくあります。
そのため、ある意味レターを書くまで価格を決められないともいえるのです。
説得文章を考える作業=適正価格の模索
実際にレターを書いてみると、お客さんを説得するために以下のことを自然と検討します。
- 業界相場
- 有力な競合製品の価格
- ターゲットが払えそうな価格
これらを検討するからこそ、レターを書いている時に決める価格が一番適正であるといえます。
まとめ
セールスレターの商品価格説明部分について売れる商品価格の説明方法から、価格の決め方の基準までを解説しました。
商品価格の説明は成約率にダイレクトに影響する要素なので、ぜひ何度も読んでいただき、成約率の高いレターを書けるようになっていただければと思います。