こんにちは!
ライターの荒井です。
セミナーを開催したいけど、話し方に自信がない
セミナーを開催して、うまく伝えきれるか不安
どうやったら満足度の高いセミナーにできるか知りたい
という疑問に対して以下の内容で答えていこうと思います。
- セミナーを成功させるノウハウを4つの項目別に紹介
①しゃべり方
②立ち振る舞い
③資料作成
④時間調整
記事の信頼性
無名の講師をセミナー開催からサポートして半年で300万円以上を稼ぐコンサル系サービス事業者にプロデュースしました。セミナー満足度90%を達成しております。
という経験のある僕が解説していきます。
この記事を読むことで、個人がセミナーを開催して話を聞いてもらう方法と満足度を高める技術を知ることができます。
1.セミナーを成功させるやり方・ノウハウをまとめました

それぞれ重要な項目は以下の通り。順番に解説していきます。
- しゃべり方
- 立ち振る舞い
- 資料作成
- 時間調整
①しゃべり方
以下の通り。
- 声を大きくする(最低限)
- 活舌をよくする
- 質問・確認を使う
これらができていないとセミナー中に居眠りされてしまったり、満足度が下がってしまいます。
順番に解説しますので、確認してください。
声を大きくする(最低限)
セミナーをするにあたって最低限必要なのがこの声の大きさです。
理由は以下の通り
- 話が正確に伝えるため
- 緊張感を保つため
これは学校の授業をイメージするとわかりやすいかもな。
あー、小さい声で教科書読むだけの授業ってめちゃ眠いしよくわからんくなるよな。
そうそうそんな感じや。ましてセミナーなんやからちゃんと声ぐらい届けんとな。
イメージで言うと、120%くらいの大きさで発声練習してから、その90%くらいの大きさに抑えてしゃべるイメージや。
滑舌をよくする
大きな声で話していても、活舌が悪いと結局伝わりにくいからです。
発声練習やトレーニング用の原稿を活用して事前にしゃべり慣れておくことが必要になります。
おすすめのトレーニング用原稿は「外郎売」です。
大きな声でゆっくりはっきりとしゃべる練習をするようにしましょう。
質問・確認を使う
話し方のテクニックとして有効です。お客さんを巻き込むために活用します。
一方的に講師がしゃべるだけではつまらないセミナーになってしまいがちだからです。
具体的なテクニックとしては以下の通り。
- ○○の人手をあげてください
- 一番奥の人声届いていますか?
- これについてわかる人?
- 今○○について考えてみてください
これらのパターンで投げかけることで参加者のアクションを促して巻き込みます。
②立ち振る舞い
ポイントは以下の通り。
- 常に動く
- 身振り手振り大きく
- しゃべっている部分を指す
- 会場全体を見渡す
セミナーの講師はスピーカーではなく「演者」ととらえて上記を意識します。
個別の項目について補足していきます。
常に動く
じっとした状態でしゃべっているよりも動きがある喋りのほうが面白く見えるからです。
あなた自身に注目してもらいやすくもなります。
具体的には以下の通り動きを付けます。
- 喋りに合わせたボディーランゲージ
- 常に左右に動きながらしゃべる
これらの動きを入れていることで面白さや雰囲気を演出できます。
身振り手振り大きく
セミナーや発表になれていない人だとこの身振り手振りが小さくなっていることが多いです。
しかし、演じるという観点でこの身振り手振りを大きくすれば熱を伝えることができます。
イメージとしては以下の通りで体を動かします。
- 日常会話のボディランゲージから120%大きく
- 動作を普段の速さの120%にする
このように普段の自分の動きを基準にすることであなたのキャラに無理なく演出できます。
しゃべっている部分を指す
スライドでもホワイトボード形式でもしゃべっている部分を指しながら話します。
そうすることで参加者の頭の流れを誘導することができるからです。
- 「ここに書いているこの言葉ですが、~~~です。」
- 「この図のこの部分は~~~、この部分は~~~ということです。」
上記のような説明で理解度を高めることができます。
会場全体を見渡す
極力一人ひとりの目や表情を見ながら話した方が緊張感や熱を伝えられるからです。
イメージとしては、会場を「Z」文字型に一番奥から手前に順番に見まわしていきます。
このように視線を動かしていくと目線を動かした近くの人は目が合ったと思ってくれます。(音楽ライブで歌手と目が合ったと錯覚するやつですね。)
そうして、目が合ったという緊張感から集中して聞いてくれるようになります。
③資料作成
資料作成について注意すべき点は以下の通りです。
- カンペ:スライドごとに時間を入れる
- パワポ:アニメーション必須
- パワポ:章タイトルを常に上に書く
- デザイン:3色以内にする(写真は除く)
カンペ:スライドごとに時間を入れる
カンペと言っても原稿を当日使うことはありません。
伝える内容を整理し、時間を概算するために原稿を作ります。原稿を読み上げるセミナーは超退屈です。
各スライド(ホワイトボードの場合は描く予定の図)に対してしゃべる予定時間を書いたものを用意します。
構成を極力崩さないようにするためです。
つまり、時間を決めておくことでどのくらい押してしまった(短くなってしまった)かを当日に細かく把握することができます。
パワポ:アニメーション必須
パワポを活用するセミナーの場合はアニメーションがほぼ必須です。
理由は以下の通り。
- 全表示だと情報量が多すぎるから
- 説明の流れを作るため
逆に、アニメーションをうまく活用することで、一つずつ流れをもって情報を伝えられます。
そのことが、セミナーの学習効果を高めることになります。
パワポ:章タイトルを常に上に書く
理由は以下の通り。
- 参加者の理解度をあげるため
- 自分自身が話を脱線することを防ぐ
理解してもらうということ以上に、自分自身の話の脱線を防ぐことのほうが重要です。
セミナー講師になれていない人は、どうしても話の流れから脱線することが多くなりがちです。
その時に、スライドを見ると今話している章が表示されているので、少ない脱線で戻ることができるようになります。
パワポ:3色以内にする(写真は除く)
伝えるという目的からもデザイン的な見方からも色は3色に絞ります。
具体的には以下のようなイメージで配色をします。
- ベースカラー:平文用に使う色。70%ほど
- メインカラー:強調と見出しに使う色。20~30%ほど
- アクセントカラー:特に注目を集めたい部分に使う色。5~10%ほど
上記の考え方でメリハリをつけることで、「伝わりやすく」「デザイン的にも快適」なスライド資料になります。
ホワイトボードの場合、3色以上のペンを使わないようにします。
④時間調整
本番では必ず予定通りの時間には進みません。よほど慣れているプロ講師は別として。
そのため、以下の時間調整ノウハウを抑えておいてください。
- 押したときはカットで対応
- 短いときはQAで埋める
これらについて説明します。
押したときはカットで対応
巻いてしまうと伝えたいことや構成が大きく狂ってしまうからです。
具体的には以下の目安で対応します。
- 10分押し:項目or休憩カット
- 20分押し:章ごとカット+補足映像
上記の対応をすることで、セミナーの内容をブラさずに時間に対応することができます。
ホワイトボードでやる場合は倍の時間を目安にします。つまり以下の通りです。
- 20分押し:項目と休憩カット
- 40分押し:章ごとカット+補足映像
短いときはQAで埋める
予定より短い場合は、説明をうっかり省いてしまったり早口になっていることがほとんどだからです。
ちなみに、章ごとのQAでは特に質問が出ないことが多いので、無理に質問を募集する必要はありません。
⑤アフターフォロー
満足度の高いセミナーにするにはアフターフォローとして以下をやります。
- 映像を配る
- テキスト起こしする
それぞれについて簡単なやり方を説明していきます。
映像を配る
おすすめは以下の通り撮影し、無編集でもいいので翌日に配布することです。
- 市販のビデオカメラと3脚を活用
- スライドと講師がセットで入るアングル
- 章ごとで録画を区切る
友人・知人などからお手伝いを一人手配して上記の通り撮影します。
あとからアンケートをもらう場合はこれがあるだけで全く違う結果になります。
テキスト起こしする
おすすめのやり方は次の通り。
- 当日はスマホなどで録音
- PCで音声認識ソフトを起動し、録音した音声を再生
- 出来上がったテキストを編集
最近は音声認識ソフトの性能が高く、改行や装飾だけで完成することも。
当日・動画・テキストと機会をそろえることで参加者の学びを大幅に深めることができます。
2.実践を繰り返すことが大事です

ここまで説明した内容を最初からできる人はいません。
僕の経験上このノウハウが全てできるようになるには5回くらいセミナーをやってからです。
そのため、以下の手順でステップアップすることをおススメしています。
- 無観客で通し練習する
- 知人・友人を相手に開催(1~2回)
- 無料セミナーを開催(2回以上)
- 本番として開催
このやり方であれば、練習を含めて5回ほど経験を積むことが可能です。
セミナーを開催しては振り返りを繰り返すことですこしずつうまくなってきます。
一度でもコンテンツとして活用できるレベルの映像が取れれば稼ぐことができるようになりますので、根気強くチャレンジしてみてください。