こんにちは!
ライターの荒井です。
セールスレターで調べてたらスリップインとか出てくるけどこれなんや?
スリップインで妥協すると結局売れないとか言うてる!実例教えて!
スリップインって何書いたらええねん。
スリップインってどんな要素があればええかわからんわ。。。
という疑問に対して
- スリップインとは何か?何を目的にすべきか?
- 実際に売れているレターのスリップインの実例
- スリップインで満たすべき興味性の要素
という内容で答えていこうと思います。
セールスレターを実際に書こうとすると、最初の文章で何を書けばいいかわからず止まることも多いです。
とはいえ、適当に書いてしまうとここが原因で売れないこともあります(ありました)ので、ぜひとも押さえておきたいポイントです。
記事の信頼性
この記事で使われている例文は僕が執筆活動をする中で出会ったものと実際に書いたもので数百~数千万単位の売上をたたき出しているものです。
1.スリップインはセールスレターのどの部分のこと?

上記の通り、ヘッドコピー終了後の導入部分のことを言います。
この部分の目的は次の文章を読んでもらうことに尽きます。
そのため、ヘッドコピーで興味を持った人に対して更に興味を持続させることを狙って書きます。
なぜ読ませることが最優先かというと、読ませることで行動を促すことができるからです。これは、滑り台効果という名前がついています。
滑り台効果について興味があれば以下の書籍で学ぶ事ができます。
2.実際に売れているセールスレターのスリップインのパターンを公開!

まずは、実際に成果を出したセールスレターのスリップインのパターンを公開します。
①ウォールストリートジャーナルのスワイプ(パロディ)
あるところに二人の○○がいました
二人は同じ学校を同じような成績で卒業して、同じ業界に就職して(中略)
しかし、一つだけ違うところが(中略)
Aさんは[成功している状態]でBさんは[失敗している状態]でした。
この違いはいったい何だったのか?
ストーリーとコントラストを活用した問題点の啓蒙パターンです。
このパターンを使ったレターで実際に1か月に300万円売り上げたことがあります。(50万円のサービスを6人に成約させました)
自然に商品紹介までの文章を書くことができ、おすすめです。
②実際の場面を描写して興味を引く
「人生、楽しんだもの勝ちだぞ」
定年退職された会社の先輩が、送別会で最後に言い残した言葉です。
その人は、同じ会社で40年以上勤めあげて、奥さんやお子さんもいました。
そんな人が、こんな本音も漏らしていました。
「真面目に40年働いて家族を養ってきたが、今思うともっと人生を楽しんでおけばよかったって思う」
「俺は仕事しか知らないから定年退職してもこれから他にやりたいことが何もない」
「仲もよくないカミさんと、これから死ぬまでの時間をただ無為に過ごすことになるのだろう」
ターゲットがサラリーマンの場合は非常に有効な見出しとなります。
サラリーマンの終着点という「定年退職」で後悔している人が実在しているということは興味を持たざるを得ないからです。
ちなみに、これは僕のお客さんが実際に経験した場面を何のひねりもなく文章化しただけです。
しかし、サラリーマンがターゲットの商材には効果抜群です(諸事情により詳細は伏せておきます)
③読者に刺さるベネフィットを指摘する
あなたはこんな空想をしたことはありませんか?
✅[ベネフィット]
✅[ベネフィット]
✅[ベネフィット]
・
・
・
想定している読者(ペルソナ)が明確な場合はこの方法が有効です。
いきなり、しかもダイレクトに、自分が妄想していることを言い当てられると感情が動かざるを得ません。
この感情の動きから興味につなげている方法です。
④実績推し
“[目立つor常識外れの実績]
[証拠画像]
[実績の紹介]”
この方法は文章をほとんど使わずにつかみの興味を引くことができます。
但し、欠点としては圧倒的な実績を持っていることが必要でして、個人レベルのビジネスでは活用しにくいです。
とはいえ、この方法は煽る必要もなく王道的なので活用できる実績があればおすすめします。
⑤成功事例と失敗事例の比較
成功しているのはどちらの○○?
[一般的に成功していそうな例の説明や写真]、[成功していなさそうな例の説明や写真]
あなたはどちらが成功していると思いますか?
このパターンは実績が特殊な場合になりますが、活用できると効果が絶大です。
疑問・ギャップ・常識破壊を同時にやっているからです。(興味性要素が3つ同時に入っているからです)
特に、常識破壊ができるので、読者に対して新しい価値観を認めさせることも可能です。
3.スリップインでセールスレターを読ませるにはどんなことを考えればいい?

以下の要素を活用して興味性を引き出せばいいです。
- 疑問
- ギャップ
- 常識破壊
- コントラスト
- 読者のベネフィット
- ストーリー
これらの要素を一つ以上満たしている文章で興味を惹いていきます。
個別に要素を解説していきます。

疑問
人は疑問を提示されると答えを探すという心理効果があるからです。
特に、読者に関係があることで疑問を提示されると考えざるを得ません。
疑問は何かを問いかけるだけで作れるので困ったときに活用できます。
ギャップ
人はギャップのある事には目が行きやすいです。
特に、真逆に見えるものが並んでいると自然と目についてしまいます。
このギャップで目を引くことで自然と興味を持ってもらう手法です。
常識破壊
常識を破壊するようなことがあると興味を持ちます。
よくあるパターンとして、「間違っているとされていることをやっているのに成功している」というものがあります。
やや悪徳に聞こえるかもしれませんが、常識を破壊すると、新しい価値観を受け入れてもらう準備が整います。
そのため、常識破壊は商品を販売するには最も効果的な手段です
コントラスト
人はコントラストがあるものには目が行きます。
天国と地獄、プラスとマイナス、白と黒・・・等
これらは全てコントラストとなっています。
これらのコントラストはデザインでも文面でも興味を引くことができます。
読者のベネフィット
読者のベネフィットそのものを書くことで興味を引く方法です。
自分に関係があって、求めているベネフィットであれば嫌でも目についてしまう心理を利用しています。
但し、これを使う場合は他の要素とセットで活用したほうがいいです。(ベネフィットだけでは煽りっぽくなりがちだからです。)
ストーリー
ストーリーは自然と読み進めてしまう性質があります。
「死のうと思っていました」
↑の文章には自然と目がいきませんでしたか?
ストーリーは宗教書や学校教育等あらゆる場面で活用されている万能のノウハウともいえます。
まとめ
スリップインという言葉の意味と具体例から、スリップインどのように書いたらセールスレターが読まれるかということまでを解説しました。
この内容を理解して、ぜひとも読まれるレターを書けるようになってくださいね。
参考書籍はこちら